こんにちは。むーたろーです。
今回は重度訪問介護のお仕事についてお話したいと思います。
前回は介護施設でのお仕事についてお話させて頂きました。
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まだ見ていない方はぜひ見てくださいにゃ。
重度訪問介護のお仕事とは
一言でいうと「障害のある方が在宅で24時間365日生活をするために、サポートするお仕事」です。
よく介護の仕事と聞くと、高齢者への介護をイメージする方が多いかと思います。
実は私もこの仕事をする前は高齢者介護というイメージでした。
でも、この重度訪問介護のお仕事は高齢者の方もおられますが、20代の若い人など私よりも若い方もこのサービスを利用されて生活しています。
その方の生活をサポートするお仕事です。
具体的にどんなお仕事をするの
サポートするお仕事として具体的なことは、食事、排泄(トイレ)、入浴など、
その方が生活するに必要な介助と見守り支援を行っていきます。
介助としては高齢者介護にも共通することがありますが、見守り支援というのは私も初めての支援でした。
なぜなら、重度訪問介護は長時間その方へ関われる事が出来るサービスとなります。
介護保険の訪問介護であれば、30分〜120分で排泄介助、入浴介助など時間が短く限られてきますが
この重度訪問介護であれば長時間のサポートが可能となります。
例えば、夕食後に口腔ケア(歯磨き)をするというケアであっても、
施設や訪問介護など限られた時間では、どうしても時間に追われてしまいがちになりますが、
重度訪問介護では、1対1であり、その方へしっかりと時間をかけて携われる事が可能となります。
その際に、口腔ケアをするタイミングであっても、利用者さんから
「このテレビを見終わってからでもいい」など、依頼があっても十分に対応する事が可能です。
もちろん、その間は見守りしながら一緒にテレビを見ることも出来ますし、
その利用者さんのペースで行うことも十分に可能です。
この見守り支援というのが大きな特徴ではないかと感じます。
重度訪問介護はどんなサービス
前段で説明したように、高齢者介護ではなく障害のある方への介護サービスとなるので
介護保険ではなく、障害福祉の「重度訪問介護」サービスとなります。
サービスを利用するための条件として、厚生労働省の資料では以下に記載されています。
重度の肢体不自由または重度の知的障害もしくは精神障害により行動上著しい困難を有する障害者であって常時介護を要する方
障害支援区分が区分4以上であって、次の(1)、(2)のいずれかに該当する方
(1)次の(一)および(二)のいずれにも該当する
(一) 二肢以上に麻痺等がある
(二) 障害支援区分の認定調査項目のうち「歩行」「移乗」「排尿」「排便」
のいずれも「支援が不要」以外と認定されている
(2)障害支援区分の認定調査項目のうち行動関連項目等(12項目)の合計点数が10点以上である。
上記の条件で利用する事が出来ますが、市町村の障害福祉課に相談したり、詳細については、厚生労働省の資料を参考にしてください。
対象となる利用者さんはどんな人
重度訪問介護を利用している利用者さんは20歳から利用できるため、年齢的には幅広くおられます。
高齢者介護だと65歳以上など、年齢が年上の方がおられますが、
重度訪問介護であれば自分の年齢よりも若い利用者さんも多くおられます。
若い利用者さんだと、今流行りのテレビ番組や、歌、YouTuber等など、
私も知らない事を知ることが出来るので勉強になります。
重度訪問介護の仕事をするには
重度訪問介護の仕事をするには「重度訪問介護従業者養成研修」という資格を取得する必要があります。
最短3日で取得する事が出来ます。費用はカレッジにもよりますが、30,000円ぐらいです。
私がオススメするのは、ユースタイルカレッジさんが運営している講座です。
この講座を申し込んで受講すると、資格を取得する事が出来ます。
しかも、仕事も紹介してくれる事も可能なので、ここで勤務すると全額キャッシュバックという制度もあります。
この制度はありがたいかなと感じます。
重度訪問介護従業者養成研修を取得すると
先程も説明したように、この資格を取得すると、以下のメリットがあります。
一度取得するとずっと使える
現在の制度であれば、この資格を取得するとずっと有効なので、転職してもこの資格は有効となります。
重度訪問介護の仕事が出来る
先程も説明しましたが、この取得を取得すると重度訪問介護の仕事に就くことが出来ます。
逆に言うとこの仕事をするにはこの資格が必要となります。
医療的ケアを行うことが出来る
重度訪問介護のサービスを利用している方で、ALSの方もおられ気管切開をしています。
その方に対して吸引であったり、胃ろうをしている方に注入するなど、医療的ケアを行うことが出来ます。
この医療的ケアを出来るできないで、入れる支援先も大きく変わってくるので
ぜひこの資格は取得しておきたいところです。
自分自身の経験となり知識の幅も格段に上がる
障害をもった方へのケアをするには様々な知識と経験も必要となります。
私も高齢者介護から障害への介護をする事で、知らない事ばかりで毎日が勉強でした。
この資格を取得することで事前準備として知識上がりますし、現場で入ったときも思い出し
スムーズに仕事が出来るようになりました。私としてはこの経験がすごく大きいメリットになったなと感じました。
まとめ
重度訪問介護について説明させて頂きました。
いかがでしたでしょうか。私自身、重度訪問介護について知らない事も多くあります。
でも、仕事に携われれば携わるほど、自分自身の勉強にもなりキャリアアップにも繋がります。
皆さんもこの記事を読んで少しでも重度訪問介護に興味を持って頂ける方が増えればいいなと感じます。
最後までご覧いただきありがとうございました。